2017.11.18止め方昔と今CARROT DIARY

先日体がなまっているのを実感して、ちょっと動いただけで腰のあたりが重いあるいは歩き方がギコチナイ

中江です。

住宅では、昔から瓦葺きで屋根を施工しています。

しかしどのように正しく施工しても完ぺきということは、なかなかできないものです。

瓦自体は(小松瓦)三十年以上の製品保証が有り、今のところ屋根材としては最も長持ちする素材です。

複雑な形になればなるほど、納まりをきちんとしてないと、ゆくゆくは、雨漏りの原因となり施主様に迷惑がかかるようになったりします。

たとえば屋根の部分で谷となる所は、非常に気を使う所でして。

谷は樋の役割を果たして、水を確実に下に流すと共に、瓦と谷板(ステンレス)との間から水の進入が無いように納めなければなりません。

施工方法を工夫することで、メンテナンスがかかりにくすることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしても、瓦のカットされた小さいものは、長年雪の重みや経年変化で脱落しています。

なぜこうなったかと言うと、その止め方が当時は最先端であったが、年月の流れにはなかなかついていかなかった訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業中で、道具はペンチと、小さい穴を開けるドリルです。

なんのためのドリルと言うと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三角形の瓦の真ん中の部分にカッター目が入り、そこに銅線が見えますが、切れているのが分かりますか?

そうなんです、以前の施工方法では、もっとも正しい止め方ですが、経年劣化しやすいことが分かります。

つまり、わざわざカッター目を入れて銅線で上部の瓦桟から引っ張っているのですが一番水が流れる瓦の底部分で引っ張りかつ耐候性の高くない

銅線で止めているからだと考えられるわけです。

対策方法は、瓦の重なる部分に小さな穴を開けてお互いにステンレスの針かねで縛れば、どうでしょうか。

以前は、一点で引っ張っていたのが、現在は二点でかつ上下の瓦をお互いに耐候性の良いステンレスの針かねで緊結する止め方に変わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

谷のラインもスッキリとまっすぐに通って、これでしばらくは雨漏り等心配はなくなります。

屋根は建物にとって大変重要な部分であって、施工の方法さえ充分に検討して、正しいやり方で施工すれば長持ちする屋根になる事が

よく分かる訳ですね。

住宅の事で、お知りになりたい方は、どんな小さなことでもいいですよ。

北陸特有の、気候風土を知り尽くし、安心安全をお届けするキャロットホーム 0120-78-1289にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

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