こんにちは。設計の北です。

 

5月5日に珠洲で最大震度6強の地震がありました。

被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

 

実は私はその当時ちょうど珠洲にいました。今回はその地震の体験記を書かせていただきます。

 

 

5月5日からGW休暇だった私は今年も珠洲にある実家に帰ることにしてました。

ちょうど地震発生の2時間前に珠洲に到着し、久々の実家でのんびり過ごしている時でした。

 

急に地鳴りのような音が響き、次の瞬間自分の身体を支えられないくらいの揺れが来て、

おそらく数十秒だとは思うのですが、揺れている時間がとても長く感じました。

 

珠洲にいる家族はもう地震に慣れてしまったとは言っていますが、

今回の地震はさすがにただ事ではないといった様子でした。

 

私自身もこれほど大きな地震は2007年の能登半島地震以来で

その当時のことをはっきりと思い出してしまいました。

 

実家での被害はタンスやボイラーのオイルタンクが倒れたりする程度で済んだのですが、近所では

棟瓦が崩れているお宅もありました。

夜になると水道水が濁ってきたり、余震があったりとなかなか安心できるような状況では

ありませんでした。夜の余震では、さすがに私の実家も古いので壁が浮いてきたりしてる箇所も

見られました。

 

地震発生時からずっとニュースで報道される被害状況を気にしてテレビの前から離れられません

でしたし、非常に人口の少ない地域ですので得られる情報は少ないのですがSNSでも随時被害状況

について検索していました。外に出ると報道のヘリが何台も飛んでいましたね。

 

 

私の大好きなご飯屋さんがある海沿いのショッピングセンターに金沢に戻る直前に寄ってみた

のですが、地面がもうボコボコになっていて、こんなにひどいのは初めて見たのでかなり

ショックを受けました。

 

 

 

去年の地震に引き続き、今回も市内の神社の鳥居が何個か崩壊しました。

いつも通る道にある神社の鳥居も、毎年初詣で訪れる市最大の神社の鳥居も壊れました。

 

 

小さい頃から過ごしてきた町が自然に逆らえずに壊れていく様子は本当に心が痛みます。

 

能登地方だけでなく、加賀地方でもいつ大きな災害があるかわかりません。

今回は実家に帰っていたタイミングだったので災害直後も家族と一緒にいれましたが、

もし金沢にいるときだったらと思うと怖いなと思いますし、常日頃から災害時の

備えをしっかりしておこうと思いました。