2020.05.02地盤調査から基礎工事完了の流れ(ベタ基礎)CARROT DIARY

地盤調査から基礎工事完了の流れ

ベタ基礎

このページは以前からあったものを見直しをかけて再投稿しています。

Googleアナリティクスを見ても非常に検索、閲覧数が多いものです。

見たことのある方も 初めての方も 今一度キャロットホームの基礎について学んでみましょう。

 


当社では地面の支持力を把握するために
全棟にて地盤調査を実施しております。

 

表面波探査法とスウェーデン式サウンディング試験の2種類採用しています。

 

調査の状況
おおよそ住宅1棟につき5ヵ所程度調査します。

この地盤調査の結果を元にして、地盤補強工事を選定していきます。

地盤補強工事

地盤補強工事には表層改良工事、柱状改良工事、鋼管杭工事、砕石置換工事等があります。
これらは地盤調査で出てきた地盤の耐力・強度の確保の為、設計者が判断し選定していきます。

今回は砕石置換工事を紹介していきます。

まず、支持層まで根伐りを行います。


その後、1tローラー等で掘削面をしっかりと転圧を行います。


転圧後、砕石を敷き込んで層を造ります。層の厚さは15cm毎に転圧を行います。


砕石を敷き込んだら1tローラー等で再び転圧を行います。


これで砕石置換工事は完了となります。


地盤補強工事が完了後、基礎工事に入っていきます。


まず、地盤からの湿気を防ぐため防湿シートを敷きます。



その後、外周部分に墨出しや型枠の固定の作業をし易くするためのコンクリートを打ち込みます。

建物の位置出し・墨出し

コンクリートが固まったら建物の位置を出す墨出しを行います。

完了後、鉄筋工事へと移り変わります。


鉄筋工事・基礎配筋組み立て



墨出しをしたところへ順番に鉄筋を並べ、結束線(細い針金のような物)で
各々の鉄筋を連結させます。

鉄筋は使用する場所により13mmと10mmを使用します。
異形棒鋼と呼ばれる節がある鉄筋棒です。

外周など距離のある部分で鉄筋同士をつなぐ時には【重ね継手】をします。
重ねる長さは 40D 必要です。
40DのDとは鉄筋の太さで、つなごうとする鉄筋の40倍の長さが必要になります。
この場合、D=13mmなので520mm(52cm)必要となります。



上の写真は13mmの鉄筋が約55cmあるので合格という事になります。

当たり前のことですが、鉄筋は鉄です。鉄はサビます。
鉄筋を地面に直接置いたままではスグに錆びてしまいます。

建物の大事な基礎部分の鉄筋が簡単に錆びては困るので、
スペーサーを使い地面から離します。
写真のスペーサーで6cmの大きさになっています。
なぜ6cmかと言うと、土に接する部分は6cm、土に接しない部分は4cm
と法律で定められているからです。

鉄筋工事と同じタイミングで底盤コンクリートの型枠組も行います。

鋼製の型枠で外周に底盤兼立ち上がり用の型枠を組んで行きます。



鉄筋工事、型枠組完了の全景です。


ここで自社検査を実施し、第3者機関による基礎配筋検査を受けます。



 

検査では、基礎の配置が図面通りか?使用している鉄筋の径(太さ)は?
補強筋や継ぎ手は?鉄筋の間隔は?各部の寸法は?地盤補強は?? コンクリートの被り厚さ等々・・・
多岐に渡る検査項目を図面と現場を照らし合わせて細部まで確認と記録をし、写真に残します。

この検査に合格して初めてコンクリートの打ち込み(打設)が出来ます。


ここではポンプ車と呼ばれるコンクリートを遠くに送る車で打ち込んで行きます。

普段皆さんがご覧になっているコンクリートは大変硬いモノが多いと思いますが、
コンクリートは始めから硬い訳ではありません。
生コンと呼ばれるドロドロの液状です。水のようにサラサラしたモノではないので、流し込む際にはどうしても内部に空気(気泡)が出来てしまいます。
気泡が多いと内部がスカスカで期待するような強度が得られないので、
棒の先が振動するバイブレーターと言う機械を使用し、
コンクリートに振動を与え、内部の空気を抜きます。

 

コンクリートは 水+センメント+砂利 を絶妙な割合で混ぜたものです。
絶妙というのはこの割合により乾いた時の強度や施工性(ドロドロ具合)が違うためです。
当社ではJISの認定工場から出荷される絶妙な割合の生コンを使用しています。


トンボやバイブレーターを巧みなワザで使いコンクリート打設し、
最後に表面をコテで平滑にしたらコンクリート打ち込み作業は完了です。


 

基礎の立ち上がりも底盤と同じ鋼製型枠を使用しています。
コレは文字通り鋼製(亜鉛鋼板)でできている基礎型枠で、
従来からある合板型枠(木製)と違い、繰り返し使用が可能な耐久性があります。
また、高強度で一つ一つがそれほど大きくないので運搬も容易です。
なので地球環境にやさしい型枠だと思います

型枠を置くための位置を出し、 墨付けをした線上に巾止め(ハバドメ)を並べます。
基礎の立上りの巾(厚み)は15cmです。
要所要所の巾止めはコンクリート釘により打ちつけます。


そして、鉄筋にアンカーボルトを専用のフックで先付け固定します。

黄色いプロペラの様なものはコンクリートの打ち込み高さを示す基準となるものです。

型枠が完了したらいよいよコンクリートの打設です。

 

高さを確認しながら建物を一周します。
モチロン基礎内部に気泡が残らないよう、振動バイブレーターで念入りに空気抜きをします。
その後ろからコテで表面を平滑にしていきます。




ホールダウン用アンカーボルトは構造計算によって位置が決められています。
アンカーボルトの間隔は建築基準法で2.7mで定められています。当社ではアンカーボルトの間隔は1.8m未満に設定し、基礎と土台がしっかりと締め付け出来るようにしています。

 

この後、養生期間を十分に取り、型枠を取り外します。

型枠の養生期間は気温やセメントの種類・強度を考慮します。

天端均し工事

基礎立上りの型枠を取り外す前の仕事に天端(テンバと読みます。上の面の意味です。)均しがあります。

これは立ち上がりのコンクリートを打設した際、天端をコテで平滑に均すのですが、
どうしてもキッチリ水平とはなりません。
基礎の天端が水平じゃないとその上にくる構造体=家そのものが傾いてしまいます。

そこで、基礎の天端を水平にする為の方法として、均しモルタルによる施工と、レべリングによる施工方法があります。

均しモルタルとは、左官屋さんが基礎天端にモルタル(セメントと砂を混ぜた物)を盛り、水平にコテで仕上げるやり方です。

また、レべリングとは高流動モルタルを使用し、セルフレベリング性能により
天端を水平にするやり方  ・・・となんだか難しい話のようですが、
簡単に説明すると、自力で水平になろうとするトロトロのモルタルを流し込み水平にしようというやり方です。

当社では施工精度と省力化からレべリングで施工しています

 

まずは基礎天端のゴミ等を取り除きます。

天端仕上げは先ほどの写真にあった黄色いプロペラの様な物の突起物で

立ち上がりの高さを出した時に天端の高さも出せる効率の良い物を使用しています。

 

レベリング材流し込み


黄色い突起物と揃う様に流し込んでいきます。
トロトロな為、型枠に隙間があると隙間から漏れてしまい、思うような仕上がりになりません。
また、最初のゴミ等を取り除く作業をしないとこのレベラーと基礎コンクリートの間に異物がある事になり、お互いが剥がれやすくなります。
ちなみに厚みは10mm前後です。

 

レベリング材の流し込みが完了しました。

脱型工事

基礎立上りコンクリートの養生期間をしっかりと置き、
いよいよ型枠を取り外します。
この事を脱型(ダツガタ)と呼びます。
細心の注意の上施工した基礎部分です。底盤や立上がり幅・高さ、各強度をしっかりと確認できます。アンカーボルト、ホールダウン用アンカーボルトもしっかりと確認ができます。


ここで少し気になるのがシロアリです。

布基礎の場合は地面に薬剤を撒いて予防をするのですが

ベタ基礎の場合は床下が全てコンクリートで覆われているので何もしなくても心配はありません。


 

最後に玄関やテラスや勝手口・エコキュートの台なども一緒にコンクリートを打ち込めるよう型枠を組みあげます。

 

玄関の階段はタイルの下地のコンクリートですが、同様に表面を整えます。
エコキュートの台はそのまま仕上げになるので、乾き具合を見ながら再度、
仕上げコテで表面を均します。



これで、ベタ基礎工事は完了です。

住宅の一番重要な基礎工事を自社施工する事で、
皆様に安心の住まい造りをご提案させていただいております。

 

 
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